情報の点と点を結び線を導き出す
「世界に点在する金融情報、膨大なこれらの情報を線で結んだとき、見えてくる真実がある。」
私たちはこのような考え方をベースに、グローバルな金融情報と結び付けた様々な情報から、導出される分析情報をすべての投資家に提供します。
3つの使命
世界中の公開情報を結合し、矛盾を追求することにより、顧客に「真実」を提供する。
世界中の公開情報を集め、分析データを提供することにより、顧客に「気づき」を提供する。
世界中の公開情報の歪を発見し、反動で「次に起こるであろう予測」を提供する。
世界中の公開情報を結合し、矛盾を追求することにより、顧客に「真実」を提供する。
具体的な例を挙げると、2023年12月13日ロシア連邦統計局は国内総生産(GDP)を公表したが、ロシアのGDPはウクライナ侵攻以前より高くなっている。西側諸国から経済制裁などの影響でロシア経済は非常に落ち込んでいるとの報道が相次いで中、GDPは上昇傾向にある。理由は戦時下経済で軍事産業が活性化し製造業がGDP押上げをけん引している。もし、GDPだけに着目して国の景況を判断する場合、ロシアの実態経済は見えてこない。GDPを押しあげているのは業種は何なのか、その顧客は誰なのか、そういったファクタ(点)を線に結び付けて、初めて真実が見えてくる。
世界中の公開情報を集め、分析データを提供することにより、顧客に「気づき」を提供する。
上記の例でいえば、ロシアのGDPを押し上げている製造業(軍事産業)の顧客は、ロシア政府となる。ロシアの国防予算は2024年度の予測として国家予算の30%を超える。この事実から多くの「気づき」が得られる。ロシアは国内総生産(GDP)が上昇傾向にあるが、戦時下で軍需産業がGDPをけん引しているのであり、原資は国の歳出である。本来、福祉や国のインフラなどに回すべき歳出を遣って軍費を捻出しているため、GDPは上昇していても、国家としては衰退化の道をだどっている。
世界中の公開情報の歪を発見し、反動で「次に起こるであろう予測」を提供する。
ロシア経済は、典型的な戦時経済であり、上記情報から「次に起こるであろう予測」が得られる。現在ロシア経済はうわべ的にGDPは上昇傾向にあり、個人消費も活発化していることから、一見経済的に持ちこたえているように思えるが、一つ一つにファクタを結ぶと、戦争が終結した時点で今のような経済構造は継続できず(GDPは下降し)、ロシア国内の経済は不況に陥ると予想される。本来未来に投資されるべき歳出は戦争で消費されるため、回復までにかなりの時間が必要になることが予想される。
弊社の使命と実現方法
弊社の3つの使命を説明するために、わかりやすくロシアの情報を例にとったが、弊社の使命はこの例と同様手法により、国内・海外の企業の公開情報を集積し、企業への投資情報をすべての投資家に提供することである。投資判断はロシアの例を同様に売り上げや経常利益だけのうわべだけでは足りず、多角的な情報(点)を線で結びつけることにより充足される。